デジタル・オーディオ・ワークステーション(Digital Audio Workstation、略称DAW)とは、デジタルで音声の録音、編集、ミキシング、作曲、編曲など作業を、パソコン等で一括に出来るように構成されたオールインワンのシステムのことです。打ち込むというのは、機械にプログラムすることによって、自動演奏で音源を鳴らさせて、曲のように聴かせる事です。パソコンで音楽する、通称 Desktop Music(デスクトップミュージック)をDTMといいます。


う~ん、なんとも難しそうな感じがしますが、慣れればそんなことはありません。

図で表すと


DAWソフト(シーケンサー⇒音源)⇒スピーカーやヘッドフォン


で、音を鳴らせます。私が始めた頃は、シーケンサーというのがあり10万前後、音源は別売りで10万~20万で売っていて、数個揃えては、新しいのが出て買い替えなんての当たり前でしたよ。


今は、この一連のものが、パソコン1つに全部集約されており、打ち込み画面なんかも見やすく、操作も簡単にできるようになり、いや~いい世の中になってきましたよ。しかも、優秀な無料のソフトなんかもあって、これで十分すぎる環境です。


最初から音楽の基礎を学んでも楽しくないし、打ち込む前にすぐやめちゃう人が多いんです。しかも、大金払ってソフトを購入したのに。
なので、打ち込みを学びながら取り入れるようにしていくとイヤにならないんです。

それでは準備するものを教えていきます。

打ち込むための3つの準備とは?


  1. 無料のDAWソフトを選ぶ
  2. 音源を鳴らすしくみを学んでみる
  3. MIDIキーボードとオーディオインターフェイスを準備する

です。早速みていきましょう。

無料のDAWソフトを選ぶ

私が使用しているのは、Studio One Artist という有料バージョンです。MacではなくWindowsです。ミュージシャンの皆さまは、こぞってMacが大半ですが、私はあえてのWindowsです。なぜなら、事務作業もしなきゃ~ならんので笑。しかし!その辺のMacユーザーには負けてないです笑。


Studio One 3 Prime という無料のバージョンがありますからそちらをダウンロードしてもいいです。あと、Cakewalk by BandLab というもの、評判が高いものになります。このどちらかをインストールするといいでしょう。


ちなみに、シーケンスソフトというものがあり、自動演奏させるためだけのソフトなんですが、歌や生ギター、ベース、ナレーション等の音声データは録音できません。したがって、どうせ無料なら上記2択がいいかな~とこれらを紹介しています。

音源を鳴らすしくみを学んでみる

さて、音を鳴らすしくみを簡単に説明します。よくホテルとかのグランドピアノが自動で演奏されたりするのを見たことがありますか?また、オルゴールのしくみはなんとなくわかりますか?どちらも、自動で音が鳴るようにプログラミングされているのです。


例えばピアノなら
テンポがどれくらいで、何小節目のどこにどの音階がどれくらいの長さでどれくらいの強さで弾く。またペダルをどこで踏んでどこで解除する。
等の情報を入力してやるのです。
 この情報を入力して、音源というモノを鳴らします。ま、それだけなんですが。


あわあわ~~ムズい~~!と思っている方が多いと思いますが、必ずヒントやパターンがあるので、それさえ覚えたら、あれ?できちゃった!ってことになります。

MIDIキーボードとオーディオインターフェイスを準備する

いや、ね、初心者の方でもピアノ経験者は弾けるんですよね~。せっかく弾けるんだから、このMIDIキーボードを使わないてはありません。クリック音やドラムの伴奏に合わせて、リアルタイムで弾きながらその弾いた音たちを録音できます。
もちろん、弾けない人も鍵盤を押さえたらその音を記録し録音したようにできるのもこのキーボードの特長です。金額は、4オクターブと小さい奴で、6~7千円くらいで買えます。


そして、パソコンとこのMIDIキーボードをつなぐ為に、オーディオインターフェイスというので仲介します。で、マイクやヘッドフォンもこのインターフェイスにつなぎます。そうすることによってパソコンに音声データを録音できるようになるのです。金額は5,000~20,000円くらい。中古でも十分です。

まとめ

敷居が高いと言われるDTM。それをやる人をDTMerと呼ばれてます。簡単にできますが、やはり奥が深いのが実情。という情報だけが初心者に重くのしかかっていますので、これから少しづつ取り払っていければな~と思っています。私は、音追及派ですので、どんなソフトでもそれなりの仕上げにはできる自信があります。ですから、機械お宅みたいな情報は持ってませんのであしからず笑。


ここで紹介したシステム作りは、1万円前後でスタートできます。初心者が無料DAWで十分なのは、そのソフトに慣れてきたころには必ずといっていいほど、新しいものが出現してきます。気合い入れて買ったはいいが、また買い替えか!みたいな笑。

プロや上手い人などは、音像にメリハリが効いていて繊細な音を演出します。ま、バランスのとり方が上手い人は、上手く聴こえます。これからシリーズで色々伝授していきますので、どうぞ、お楽しみに。