ベースギターは文字通りギターの一種です。ギターのオクターブ下を出すため、ギターに比べ、4弦で、弦が太い、サイズが大きいといった特徴があります。それでは、ベースギターについて解説していきますね。


ベースギターの役目

ベースは、リズムとコードのルートを司る2つの大事な役目を担っています。ベースがあるかないかで曲の雰囲気がガラリと変わります。特にドラムと同じリズム楽器としての要素が強いんです。ベースとドラムをリズム帯といいます。もちろん、ベースをメロ楽器として用いる有名なミュージシャンもいます。


コピーした曲、オリジナル問わずドラムのバスドラとベースはよく合わせて作られます。私なんかはバスドラのパターンとベースのパターンがちぐはぐでは、なんかしっくりこないので、合わせていない曲はあまり好みません。一応のところ、合わせるのがセオリーくらいで認識してくださいね。

ベースの奏法

ベースの奏法には、指で弾く奏法とピックで弾く奏法の2つがあります。
それぞれの特長を解説します。

指で弾く奏法

ベースの弦を、人差し指と中指で弾く指弾きや、親指の左横の関節のあたりで叩いて鳴らすチョッパー、人差し指で上に引っ張ってはじくスラップなど手を使って弾く奏法があります。指で弾くことにより、低音を響かせるのに適しています。中には、フラメンコギターあがりのベーシストとかもいるんですよ~。も、ちょう~すごいっす!


ベーシストにいわせりゃ、やっぱ指弾きでしょうと口をそろえますが笑。ピック弾きの方に比べて指弾きの方のほうがベーシストらしいのと、上手い方が多いですね。

ピックで弾く奏法

ピック弾きは、指で弾くのに比べ、音が軽くなります。ベースギターというように、ギターの一種ですので、ギターリストの方でも弾きやすいという特長があります。指で弾くにはある程度ってすごく練習しないとリズムが狂ってしまいます。ピックならそこそこいけるんですよ。


ですから、音が重くなるか軽くなるか、曲のジャンルが8分弾きやアップテンポな曲が多いものでは、ピックの方が多いようです。ピックを持つことはチョッパーなどの技を使わないという事を覚悟の上で弾いています。

ベースの代表的なフレーズ集

それでは、代表的なベースのフレーズをいくつかご紹介しましょう。

8ビートに合うフレーズ


key=Cの場合です。ヘ音記号なので、ドになります。ドとソと高いドの組み合わせです。
2小節づつ、4つのフレーズを紹介しています。


一番左と左から2番目のフレーズは、よく使うやつ!これは、スローにもミディアムにも使われます。
左から3番目と一番右は、ボサノバなどでよく使われてます。

8ビートや16ビートに合うフレーズ

16
左側がドドドドドドドド~みたいな良く聴くフレーズです。ロックなんかでよく使われています。同じ音符もピックで弾いたり、指で弾いたりとか、スタッカート(音を切る)やテヌート(程良くのばす)を弾き分けることにより、乗りや全体の雰囲気がガラリと変わります。


右側は、ドとオクターブ上のドを交互に弾くことにより、躍動感が出てきます。ダンスミュージックなんかでよく使われてますね~。

16ビートに合うフレーズ


左側のフレーズは、16ビートのスローナンバーでよく使われてます。あまり伸ばさない、つまりスタッカートで弾くことにより、切れのいいビートになります。
右側のフレーズは、80年台のダンスナンバーなどでよく使われてます。これもスタッカートで切れを演出しています。ノリノリのナンバー調です。

まとめ

ご紹介したフレーズは、ごくごく一部です。
打ち込みに必要な数多くのフレーズを覚える近道は、自分で聴いて耳コピすることです。しかし、最初は困難ですね。ご紹介したこのフレーズ達を少しづつ使う事によって、曲を聴いて、その中のベースのフレーズを聴きとれることができるのです。どんな音か意識して聴いたことがないでしょう?


私は曲を聴くとすべてのパートが別々に聴こえてきます。それは、数をこなすしかありません!逆に、数をこなせばあなたにもできます!その手助けができればいいな~と思っている今日この頃です。